▷Project
寺山修司や三島由紀夫をはじめとした対談・座談のテクストをもとに、《昭和》を生き抜いた人々が切実に信じていた《イメージ/世界/身体》について向き合う試み。
▷Concept
会場 両国門天ホール
原作 寺山 修司 三島 由紀夫 鶴田 浩二
出演 瀧腰 教寛 立本 夏山 平井 光子 邸木 夕佳
宣伝美術 青木 祐輔
制作 本多 萌恵
主催 重力/Note
上演時間 約60分
▷フライヤー掲載文
ー お喋りを眺める場について ー
私はこう生きたのだと言われ、あなたはそう生きたのだなと納得する傍らで、いま自分はどう生きているのかを知りたい――長いあいだ演劇はこうした欲望に応えてきたけれども、同じくらい古くて、これとよく似た機能を持つ形式がある。
それは対談という形式で、踏み込み方によっては対話と言ってもいいかもしれない。
ソクラテスに倣うまでもなく、私たちは誰かが語りだし、それに応える者がいる風 景を眺めながら、世界についてだとか、国家や政治、家族や男と女、趣味の話や 秘密の告白、または現在ある生や死の在り方などについて、束の間でも考えたいと思ってきたし、願わくば自分でも何かしら語れたらいいなと感じてきた。
でも本当は、何を聞いて、何に感動してきたのだろうか?
そこで寺山修司をはじめとした幾つかの対談のテクストを使って、こうした問いに輪郭を与えられたらと考えている。
そんな試み。
鹿島 将介