Profile


写真:岩渕 隆

【Nobusuke Kashima|鹿島 将介】

1983年生まれ。千葉県出身。重力/Note代表・演出・ひとり芝居作家。「次なる舞台俳優のための育成プログラム〈Ship〉」プログラム・ディレクター。日本大学藝術学部劇作コース卒。

演出するジャンルは現代演劇。近年は舞台美術デザインも手掛け、光・音・空間・身体が有機的かつ繊細に変容する上演を実現させている。

主な作品に『雲。家。』(F/T12公募プログラム参加作品)、『偽造/夏目漱石』(第20回BeSeTo演劇祭BeSeTo+参加作品)、『人形の家』(TPAM showcase 参加作品)など。〈ひとりになる芝居シリーズ〉として『LOVE JUNKIES』、『A MAN』を発表。滞在制作『子午線%石たち』(仙台・若伊達プロジェクト)、ひとり芝居のオーダーメイド作品に『inferno@kazan』(Kazan office.)がある。

個人の活動として『ひとつの机とふたつの椅子とシェイクスピア one table two chairs meeting 2016』(座・高円寺主催)にオブザーバーで参加。また国際交流基金アジアセンターによる「Next Generation – 次世代プロデューサー育成事業」に参加した。様々な現場を経験することで蓄積される俳優個々の演劇性/作家性に注目し、その言説を蒐集・アーカイブして公開していく合宿型育成プログラム〈Ship〉を十年計画で取り組む。

2019年からは鎌倉を拠点に活動中。猫の世話は日課のひとつ。


▷Style

主に人類史上において破局的な経験を描く作家/テクストを取りあげ、その物語を必要とした共同体/観客の生存感覚を分析し再構成して演劇化する。

クリエーション・メンバーへのヒアリングをもとに創作プロセス自体を発明し、各自がこれまでのキャリアで蓄積してきた演劇的感性を解放・自立させるアプローチが特徴。


▷最近の興味関心


▷次なる舞台俳優のための育成プログラム〈Ship〉

「次なる舞台俳優のための育成プログラム〈Ship〉」は、プログラム・ディレクターの鹿島将介を中心に運営する、滞在制作・WS・作品発表・イベントをおこなう合宿型育成プログラムです。


  S(self-build)
  H(horizon)
  I(inter/introduction)
  P(program)


〈Ship〉では、全国各地から集まった参加メンバーがそれぞれにとっての〈演劇〉を示しあい、現代の俳優が担う役割や機能の可能性について検証し、個別の演技・考え方・生き方の同時代性や活動を紹介していくことを目的としています。お互いの自立と孤独を守りつつ、それぞれの思い描く〈演劇〉が激動の時代をサバイブしていく方法とその在り方を考える場、それが〈Ship〉です。


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